2023年1月17日
1月14日から17日早朝にかけて、サンディエゴ郡全域で暴風雨が猛威を振るい、洪水、道路冠水、倒木、停電など、容赦なく「冬の嵐」の爪痕を残した。
SD郡の内陸部と沿岸部の一部は約3日間で3インチ以上の降雨量を記録。
SD市内ファッションバレー地区のサンディエゴ・リバーとメキシコ国境近くのティフアナ・リバーが氾濫した。
16日午前10時頃、州間フリーウェイ5号線と8号線のインターチェンジ付近で、SD市消防局 (SDFD) の救助チームがサンディエゴ・リバーの中洲に取り残された7人のグループを救出する一幕もあった。
救出劇には救命ボートを使用し、ライフガードが残された2人を水中から引き上げたという。
氾濫を起こしたサンディエゴ・リバーは16日午後、再び危険水位に達し、夜半まで洪水警報が発令され、道路閉鎖も続いた。
米国立気象局 (NWS) は、川の水位が上昇して危険を感じたら引き返して難を逃れるよう、運転者に注意を喚起したが、同日、
さらに2件の水難救助が行われた。
SD郡土木管理課の発表によると、1月16日時点で、東部スプリングバレー、北部フォールブルック、北東部ラモナの複数の道路が浸水した。
サンイシドロ地区でもティファナ・リバーに隣接する道路が冠水し、スポーツ用多目的車 (SUV) の女性ドライバーが深さ約4フィート (約1.2メートル) の洪水に巻き込まれて動きが取れなくなった。
すぐに救助隊が招集され、救命筏 (いかだ) で女性を救出したという。
(2023年2月1日号掲載)